お話にじっくりと耳を傾けながら、それに伴ってクライアントさんを唯一無二な生命の輝きとして尊重致します。一方的にカウンセラーが与えるのではなく、誰しもが持っている内面の長所(思慮深さ、誠実さ、自由さ、素直さ、穏やかさ、明るさetc.他者に与えることができる心の糧)に目を向け、クライアントさんからその贈り物を受け取るところからカウンセリングを始めていきます。
そこで起こってくるクライアントさんの全ての体験とあるがままの存在を歓迎します。どのようなことを話しても安全な環境がここにはありますのでご安心下さいね。
ただ何度も申し上げますが、クライアントさんが抱える苦しみを和らげ、楽に生きていかれる為のサポートをさせて頂く為に、弊害となっている考え方・物事の捉え方に関しては、クライアントさんの状況に応じてこちらから助言させて頂きます。(よくありがちな、合わない人、意地悪な人はあなたの心の投影です的なステレオタイプな言葉や不安に陥れるような言葉は決して言いません。)
生きていれば良いこともそうでないことも起こります。誰しも起こったことに対して悲しみ嘆いて絶望感に苛まれることもありますし、後悔や怒り、憎しみの感情が沸き起こることもあるでしょう。その思いはどうぞカウンセラーに吐き出して下さい。
胸の内を包み隠さず(ここがポイントです!気持ちを誤魔化してしまうと、カウンセリングはなかなか進まないのです。カウンセラーに遠慮してしまったり、いい人に見られたいという気持ちがあることは回復の妨げになります。)話すことで心が整理され、奥底に潜んでいた感情に気づいたり、何かしらの変化があるでしょう。これまでとは違う見解が見えて、気持ちが軽くなるかもしれません。
しかしながら、負の感情が長い年月心を支配する生き方は、非常に危険で不幸です。じわじわと心身を蝕むと同時に強烈な加害者にもなり得ます。特に怒り、復讐心、嫉妬は本来お持ちになっているクライアントさんのクリエイティブな才能の芽を摘み、生きる喜びを奪ってしまいます。決してそのような苦しい生き方はしてほしくないという気持ちからの助言です。もちろん、そのアドバイスをどう受け止め、どのような選択をしていかれ、その先の人生を構築されていかれるかはクライアントさんの自由です。自分をより良くできるのは自分でしかありませんカウンセラーがいなければ生きていけないというのは
間違っています。
お話の内容やその瞬間の感情から「人前で泣いてはいけない」「誰も助けてくれない」「私は幸せになってはいけない」といったビリーフ(奥深い信じ込み、心の癖)を読み取っていきます。バランスを崩したビリーフを柔軟に変容させていく為に、場合によってはカウンセラーがクライアントさんの心に問いかけるマインドフルネスワークを取り入れることもあります。(クライアントさんの許可を取ってから行いますので、抵抗のある方はお断り頂いても大丈夫です。)
生き辛くしているビリーフがあることを認めたくない気持ちが出てきたとしても、そこに留まりその気持ちに気づいて頂くところから始めましょう。その際クライアントさんの直感や違和感を大切にします。
何度かマインドフルネスワークを受けて頂くことで、「普段言語化していることと、本当の気持ちは真逆だった!」ということが分かる場合もあります。蓋を閉じていた感情を解放し、間違ったセルフイメージや価値観を修正し、本来の無邪気なクライアントさんを取り戻すサポートをさせて頂きます。
このホームページを読んで下さっている皆さまのネガティブな思い込みは何でしようか?
「自分はダメダメ人間だ。」「母として失格かも。」「いつも損をしている気がする。」「誰かを信じても必ず裏切られるに違いない。」「何の才能もない。」etc.…それぞれ色々ありますよね。
私自身もへんてこりんなビリーフがたくさんありました!(今もあります。)
ご主人を亡くされた方はお分かりになるかもしれませんが、「あんなにいい人を助けることができず、死なせてしまった。こんな自分はもう幸せになってはいけない~(>_<)」という妄想に取りつかれていた時期もありました。
様ざまな方との出逢いや出来事、冥想の実践を通して歪んだビリーフに気づくように心がけています。小さい頃から両親の期待に応えようと、いい子をしてきましたので、ここ数年で本当の自分らしさに気づくようになってきました。どんどんこだわりを手離して、臨機応変でしなやかな心を養っていきたいなと思っております。
マインドフルネスになることで意外な感情が湧き出てくるかもしれません。
自分が一体どうしたいのかも分からない、理由が何か分からないけれども苛立つ、虚しい、混乱している、焦ってしまう、落ち着かない、体が重くて仕方がないなど「分からなさ」に入っていく時、内なる治癒力によって心身が解き放たれる体験ができることでしょう。
内なる観察を深めていくと、外的なものでは決して得られない充足感を実感することができます。そこですべての苦しみが錯覚だと気づくことで、凝り固まった思考を柔軟にし、ピンチを潜り抜けるヒントを得ることができるのです。
エゴはあの手この手を使って私たちが「幸せ」になることを許しません。そして、そのエゴを作り出しているのも紛れもなく私たちの心です。そこに気づけないまま生き続けることは恐ろしいことなんだなぁと思わざるを得ない今日この頃です。きっと、人それぞれパターンがありますよね。
最初は自分を見つめることに抵抗を感じられるかもしれません。自分を見つめることよりも、他者に関心を持つ方が簡単です。また、過去を悔やみ、未来を憂いたり、妄想に囚われることで自分に向き合わないように逃げたくなる時もあるでしょう。(私もついついやってしまいます。)
ですが、何より「気づき」が大切です。自分との仲直りをせずして真の安らぎは生まれません。まずは自分自身に許しを与え、肯定してあげるところから始めてみませんか?
「生きていて楽しい」、「私って最高!」の感覚を取り戻して、豊かで笑顔溢れるご自身を想像してみて下さい。「今は辛いけど、いつかそうなりたい!」と思われましたか?それとも、抵抗する感情が沸いてこられましたかでしょうか…?
自己肯定できていないと、他者を認めることができず苦しみます。誰かを軽視し、傷つけ、引きずり落とすことで劣等感を癒そうとする方もいます。外から見ただけではその人が隠し持つ心の傷や苦しみは推し量れないものです。みんな四苦八苦しながら生きているということではありますが…それって、悲しいことですし、きっと意地悪する側の方たちも苦しんでいるのでしょう。
頭では分かっていても、理屈じゃない…。この理屈じゃない部分が表に出すぎると、人間関係も失敗しますし、幸せを遠ざけてしまいます。
理屈じゃない部分、つまり「潜在意識」とコンタクトを取って、自分をいじめていないか?休むことや人を頼ることを許可してあげているか?本当の願いは何か?etc.を知ることができると、過剰に無理な生き方(努力や忍耐は人が成長する上で大事ですが。)はできなくなります。ワクワクする気持ちに正直になり、反対に違和感をキャッチする訓練にもなります。自分を守ることができるようになります。
そして、自分を認めてあげた分、素直に多くの人を受け入れることができるので、出逢いも広がり、生きていることが楽になるでしょう。何か特別に役に立とうと頑張らなくても良いのです。あなたが気分よく過ごしているだけで、周囲の人々の心を明るくします。苦しみは必ず幸せに道を譲ります。どうか自信と希望をお持ちくださいね。
★当カウンセリングルームでは、次回のご予約や、カウンセリングの回数につきまして、こちらから提案・指示することはなく、すべてクライアントさんに自由意志にお任せしております。また、電話カウンセリングのクライアントさんに面談を勧めることもございません。クライアントさん自らの希望で面談を受けたい気持ちになられた時にお会いできたらと思います。